こんにちは、とりそばです。
今回は世界遺産検定で過去に出題された問題をご紹介します。
仏教にまつわる遺産に関する、以下の問いに答えなさい。
[1]『平泉―仏国土 (浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―』に関する以下の文中の語句で、正しくないものはどれか。平安時代末期、平泉を拠点とした(①奥州藤原氏)は 、この地に(②浄土信仰)に基づく寺院を建造し、極楽浄土を現世に実現させようとした。構成資産には、金色堂と呼ばれる仏堂をもつ(③中尊寺)や、国内最大の(④大仏)が残る毛越寺などが含まれる。
②浄土信仰
③中尊寺
④大仏
[2]『厳島神社』を篤く信仰し、その社殿を整えた人物として、正しいものはどれか。
①平清盛
②源頼朝
③足利義満
④徳川家康
[3]『法隆寺地域の仏教建造物群』の法隆寺西院伽藍にある、現存する世界最古の木造建造物として、正しいものはどれか。
①三十塔②夢殿
③金堂④法華堂
[4]次の3つの文から推測される世界遺産として、正しいものはどれか。
- 全長約600mあり、30以上の石窟が並ぶ
- 第10窟にはインド最古の仏教壁画が残っている
- 石窟内に描かれた蓮華手菩薩像は、法隆寺の壁画にも影響を与えたとされる
①ラサのポタラ宮歴史地区②敦建の莫高窟
③ボロブドゥールの仏教寺院群④アジャンターの石窟寺院群
問1の答えは④です。毛越寺(もうつうじ)には国内最大の浄土庭園が残っています。
問2の答えは①です。厳島神社は平安時代末期に平清盛の篤い信仰を受けて社殿が整えられました。
問3の答えは③です。法隆寺西院伽藍にある、現存する世界最古の木造建造物は金堂(こんどう)です。
問4の答えは④です。
アジャンターの石窟寺院群はインド最古の仏教壁画が残っています。第1窟の蓮華手菩薩(れんげしゅぼさつ)は法隆寺金堂の壁画にも影響を与えたと言われています。
ラサのポタラ宮歴史地区はチベット仏教の聖地で中華人民共和国にあります。歴代のダライ・ラマが増改築を行ったポタラ宮などがあります。
敦建(とんこう)はシルク・ロードの中継点として発展しました。中華自民共和国にあります。莫高窟(ばっこうくつ)にある窟檐(窟檐)のうち最大なのが九層楼です。
ボロブドゥールの仏教寺院群はインドネシアにあり、仏教の聖地です。
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まとめ
いかがでしたか。
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